アットホーム 全国主要都市の1月の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向
東京23区のマンション平均家賃の前年同月比で、シングル向き・カップル向きが下落
不動産情報サービスのアットホーム(株)は2月22日、全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2022年1月)を発表した。調査対象は首都圏(東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。
それによると、マンションの平均募集家賃は、東京23区以外の東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県の首都圏エリアが、全面積帯で前年同月を上回り、大型ファミリー向きマンションは全10エリア中、名古屋市を除く9エリアで前年同月を上回る。中でも札幌市はプラス11.0%と2桁の上昇率となった。
東京23区のマンションの平均家賃の前年同月比は、シングル向き・カップル向きが下落、ファミリー向き・大型ファミリー向きが上昇した。大阪市のマンションの平均家賃の前年同月比は、シングル向き・カップル向きが下落、ファミリー向き・大型ファミリー向きが上昇した。
一方、アパートは、神奈川県・千葉県が全面積帯で前年同月を上回る。中でもシングル向き、カップル向きは、両エリアとも2015年1月以降最高値を更新した。
名古屋市のアパートの平均家賃の前年同月比は、カップル向きが上昇し、それ以外の2タイプが下落。前月比はカップル向きが下落、それ以外の2タイプが上昇した。シングル向きは6カ月連続で上昇した。
福岡市のアパートの平均家賃の前年同月比は、ファミリー向きが下落、それ以外の2タイプが上昇した。前月比はカップル向きが下落、それ以外の2タイプが上昇した。
(一般社団法人 全国賃貸不動産管理業協会2022/3/1メルマガ参照)