全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2021年2月)
不動産情報サービスのアットホーム(株)は3月24日、全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2021年2月)を発表した。同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された、居住用賃貸マンション・アパートの募集家賃動向について、アットホームラボ(株)が調査・分析したもの。
それによると、全体概況として、千葉県はマンション、アパートとも全面積帯で前年同月を上回り、上昇が目立ち、神奈川県の大型ファミリー向きマンションは、6ヵ月連続で前年同月比プラス10%超となり、2015年1月以降の最高値を更新。シングル向きアパートは、仙台市を除く8エリアで前年同月を上回った。
各地域の主だった傾向は次の通り。
東京23区のマンションの平均家賃は、シングル向きが5ヵ月連続で前年同月割れ、カップル向きは横ばい、それ以外の2タイプは前年同月を上回った。アパートの平均家賃は、全面積帯で前年同月を上回り、前月比は全面積帯で下落した。
神奈川県のマンションの平均家賃は、前年同月比でファミリー向きが横ばい、それ以外の3タイプが上昇した。中でも、大型ファミリー向きは6ヵ月連続で10%を超える上昇率となった。
埼玉県のマンションの平均家賃は、前年同月比でシングル向き・カップル向きが上昇し、ファミリー向き・大型ファミリー向きが下落した。
千葉県のマンションの平均家賃は、全面積帯で前年同月を上回った。前月比はシングル向きが下落、それ以外の3タイプが上昇した。中でもカップル向きは4ヵ月連続で上昇。
仙台市のマンションの平均家賃は、前年同月比でシングル向き・大型ファミリー向きが下落、カップル向き・ファミリー向きが上昇した。
名古屋市のマンションの平均家賃は、前年同月比でシングル向きが下落、それ以外の3タイプが上昇。前月比はカップル向きが上昇、それ以外の3タイプが下落した。
大阪市のマンションの平均家賃は、全面積帯で前年同月を下回った。前月比はシングル向きが横ばい、それ以外の3タイプが上昇した。アパートの平均家賃の前年同月比は、カップル向きが下落、それ以外の2タイプが上昇。前月比はファミリー向きが上昇、それ以外の2タイプが下落した。
福岡市のマンションの平均家賃は、前年同月比でシングル向きが下落、それ以外の3タイプが上昇した。
(一般社団法人 全国賃貸不動産管理業協会2021/4/1メルマガ参照)