「首都圏における賃貸契約者の動向」結果
㈱リクルートは9月15日、同社の住まい領域の調査研究機関、SUUMOリサーチセンターが、2021年度に賃貸住宅へ入居した人の動向を調査した「首都圏における賃貸契約者の動向」の結果を発表した。
それによると、平均見学物件数の減少は底を打ち、2017年度調査と同水準の2.9件。
近年減少傾向にあった平均見学物件数は、19年度と20年度の2.7件を0.2件上回った。
オンライン内見は計27.5%と、前回調査から7.8ポイント増加。
内訳は「オンライン内見のみ実施者」が20.6%、「オンライン内見・対面での内見併用者」が6.8%、とくに増加したのは「オンライン内見のみ実施者」で、前回調査よりプラス7.1ポイント。
見学スタイル別の内見数は、「オンライン内見・対面での内見併用者」で平均4.4件。「オンライン内見・対面での内見併用者」の4割が「4~5件」、約2割が「6件以上」見学。一方、「オンライン内見のみ実施者」の4割超が「1件」の見学だった。
設備満足度は「宅配ボックス」「非接触キー」「遮音性能の高い窓」の順位がアップ。「24時間出せるゴミ置き場」が6年連続1位。
「宅配ボックス」「非接触キー」「遮音性能の高い窓」は、前回から満足度の順位が5ランク以上アップした。
なお、魅力を感じるコンセプト賃貸住宅は、「防災賃貸住宅」が1位。
2位は「デザイナーズ賃貸住宅」、3位の「子育て世帯向け」はファミリー世帯の過半数が支持。